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【簡単】つみたてNISAとiDeCoの違い【第3章 NISA編】

前回はNISAの種類と、ドルコスト平均法を活用することによるメリットについてを説明しました。

詳しくはこちらをご覧ください。

今回は「つみたてNISAで購入できる商品について」と、「運用することの成果」についてを紹介していきます。

はじめてのNISA&iDeCo

【簡単】つみたてNISAとidecoの違い【第3章 NISA編】

購入することのできる商品のラインナップといっても、ここであまり詳しく説明してもよく分からずに、結局どれを買えばいいんだとなるので、簡単に説明させていただきます。

その中で厳選したおすすめの商品については、後日詳しく紹介していきたいと思います。

まずは少しずつ、知識を積み重ねてから自分に合ったものを選択してください。

つみたてNISAで購入できる商品

つみたてNISAで購入できる商品は、金融庁の定める基準を満たし、届け出が行われた「投資信託」と「ETF」のみです。

2021年9月6日時点では、「インデックス型投資信託」が173本、「アクティブ型投資信託」が19本、「ETF(上場株式投資信託)」の7本が対象商品に選ばれています。

インデックス型とアクティブ型、ETFってなに?

インデックス型

例えば「TOPIXに連動するインデックス型」の場合、そのTOPIXと同じような値動きをします。

※TOPIXとは日経平均株価と並ぶ、東証株価指数という指標の一つです。

簡単にいうと、日本を代表する会社達の価値の平均値に沿って動くよってことでいいと思います。

アクティブ型

インデックス型とは違い、指標の動きに連動せずに、指標の動きを上回る利益を目指す投資信託です。

そして信託報酬はインデックス型よりも高く、運用成績は商品によって差が大きいことが特徴となります。

ETF

ETFはインデックス型と同じように、TOPIXや日経平均株価に連動することを目指すものです。

メリットは、株式と同じように市場が開いている間は価格が変化しますので、タイミングによってはより安く買ったり、より高く売ることができます。

しかしデメリットとしては、「積立」で購入できる金融機関はあまりなく、自分で購入手続きをする必要があります。

簡単にいうと、売買方法は株と一緒です。

腕に自信があるならいいですけど・・・

ちょっと初心者の方には、大変かもしれないですね。

はじめて投資をする人におすすめの商品は「投資信託」

やはりETFなどに比べても、おすすめできるのは「投資信託」だと思います。

投資信託のメリットは、1本で分散投資の効果が得られることでもあるからです。

1本の投資信託は、数十、数百以上の商品を組み入れているので、どれかが値下がりしても、他のどれかでカバーすることができます。

そして、それを運用するのは自分ではなく、ファンドマネージャーという専門家です。

あらかじめ決めておいた金額を専門家が分散投資してくれるので、ストレスなく積立を行うことができます。

投資金額は大きい方がメリット大!

将来の目標金額が決まっている人は、金融庁の「資産運用シュミレーション」を使ってみてください。

当たり前ですが、お金を増やすならできるだけ多くの金額で投資をした方が、将来的に増える金額は大きいです。

「例」 20年間投資して、年利4%の利益が得られた場合の資産比率

積立金額運用期間投資額利益
月千円20年24万12万6775円
月五千円 20年 120万63万3878円
月一万円 20年 240万126万7746円

無理をする必要はないですが、慣れてきたら少しずつ積立金額を増やすのがおすすめです。

値下がりには長期投資で立ち向かう

ここで投資の「リスク」についてお話しておきます。

当然ながら、投資には元本割れを起こしてしまうというリスクが付きものです。

ですが、元本保証されている銀行預金などをしていても、お金が大きく増えることはありません。

だからリスクをとってでも、投資をしてお金を増やしたいのですが、お金が減ってしまうリスクは怖いもの。

そこでリスクを抑えるために、長期投資をする必要があるのです。

金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」より著者が作成した結果では、

100万円を5年間運用した場合、

上手くいけば173万円。

期待外れだと72万円になりマイナス28万円の損失。

100万円を20年間運用した場合、

上手くいけば321万円。

期待外れでも185万円になるという結果が出ています。

話をまとめると、運用期間が5年では、損失が出ることもあります。

しかし、運用期間が20年では、収益率が2~8%に収まった

つまり、長期投資にはリスクを抑える効果があるということです。

まとめ

すぐに利益を出したいという方には、あまりおすすめできないのかもしれませんが、リスクを抑え、将来的にお金を大きく増やすためには、どうしたらいいのかが分かってもらえたなら嬉しいです。

次回は、NISAについてまだもう少し続きます。

NISAの落とし穴、注意点について紹介していきます。

では、また。

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