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【感想】明日死ぬかもよ?~心に刺さった名言10選~【悩み解決】

こんにちは、のんぴこです。

今回は生きることが辛いときや、悩んでいるときにヒントになるような、心に刺さる一言が書かれている本を紹介します。

「明日死ぬかもよ?」

冒頭から、この世の最大の不幸とは何かで始まります。

こんなアンケート結果があります。

アメリカで、90歳以上のご老人に聞いたものです。

「90年の人生を振り返って唯一後悔していることはなんですか?」

これに対して、なんと、90%の人が同じ答えでした。

それは…

「もっと冒険しておけばよかった」

「今の生き方を続けて5年後あなたはどうなっているでしょうか?」

「このままの生き方が10年続いたらどうでしょうか?」

「このままの人生を過ごしたら、人生の最後の瞬間に後悔することになりませんか?」

あの世には、お金も家具も服も家も持っていくことはできません。

だから、この世で財産を失うことは、ほんとうの不幸ではありません。

この世の最大の不幸は、死が間近に迫ったときに、自分の人生に後悔すること。

死ぬ前に後悔することこそ、最大の不幸です。

明日死ぬかもよ? 3・4ページより

死ぬ前に後悔なんてしたくないですよね。

でも大丈夫。

僕はこの本を読んで、悩んでいることがあったとしても、死んだときに後悔したくなければ、今、何をどうしたいのかと自分に言い聞かせることで、少しずつ前向きに考えられるようになりました。

明日死ぬかもよ?~心に刺さった名言10選~

この本の内容は、自分が死んだときに後悔のない人生を歩むにはどうしたらいいのかを、27問の質問に答えていく形式になっています。

その中でも特に心に残ったものだけをピックアップしていきます。

このまま人生を終わらせるなんて、悔しくないですか?

はい。あなたはたったいま死にました。

本当に死んだ気持ちになって、5分間目を閉じて身動きせずに、死を感じてください

明日死ぬかもよ?10・11ページより

実際にやってみると寝るのとは違い、当然死んだのだから意識もなくなり、もうこれで本当に何もできなくなってしまうんだと思うと、正直めっちゃ焦ります💦

ヤバイ!まだやり残してることだらけでどうしようと…

そう思うと、悩んでいる時間すらもったいないと思うようになりました。

人生をもう一度やり直すとしたら、今度はもっとたくさん失敗したい

ナディーン・ステアさんの詩が紹介されています。

ステアさんは自分のことを、常に良識のある人生をまともに生きてきた人間だと言います。

だからこそ人生を終える晩年になって、もう一度人生をやり直せるなら、もっと自由にやりたいことをやればよかったと、詩にしています。

後悔なく生きるために、まず自分で自由から遠ざけている思い込みや、制限を探ってみてください。

以下の言葉を声に出して、優しく自分に伝えるといいそうです。

・人と違ったっていいんだよ。

・恥をかいて人に笑われてもいいんだよ。

・もっと自分に素直に、ありのままに生きていいんだよ。

・すべての人と仲良くできなくたっていいんだよ。

・大好きな人に「大好き」って伝えていいんだよ。

・自分の意見を主張していいんだよ。

・弱い自分を見せたっていいんだよ。

・嫌なことは断ってもいいんだよ。

・人に助けを求めていいんだよ。

・もっと豊かになってもいいんだよ。

・楽しいことを優先したっていいんだよ。

・幸せになってもいいんだよ。

・自分を好きになって、もっと自分を信頼してあげてもいいんだよ。

・生きたいように生きていいんだよ。

明日死ぬかもよ?30ページより

ここで何か心に引っかかるものがあれば、「人と違ってはいけない」という制限を無意識に自分にかけているのかもしれませんね。

皆さんはどうでしたか?

僕は、いくつか思い当たるものがあります。

どうしてもいつもの癖で、こんなことをして大丈夫かなって悩みが先にきて、出来ないでいることが多いです。

失敗したって平気だよ、だって死んだとき後悔したくないんでしょって、そんな感じでいいのかな。

そうやって制限をかけるのも、外すのも自分次第ですよね。

思いどうりにいったら、人は退屈するだけです

・サッカーが面白いのは、手を使ってはいけないから

・ゴルフが面白いのは、ボールを手に握りしめて、手で穴にねじ込んじゃいけないから

・マラソンが感動するのは、車で走っちゃいけないから

・生きるって大変ですか?大変に決まってるじゃないですか。大変だからこそ、面白いんです。大変だからこそ、人は「大」きく「変」わることができるんです。

明日死ぬかもよ?42・43ページより

大変なことを楽しんでいるうちに、だんだんと上達して、結果的に大きく変われるようになるってことかな。

僕の問題は、その大変なことから逃げてしまいそうになること。

でもそうしたら、逃げることが癖になって成長できないし、死んだとき後悔しそうだから、きっともう逃げないでおこう。

人生に乗り越えられない問題は起きない。

嫌な感情は「数値化」すると、その感情を「客観的」にみられるようになります。

すると、すーっとその感情が離れていくのです。

明日死ぬかもよ?44ページより

この先に乗り越えられない問題はない理由として筆者は、僕らは究極の逆境をもうすでに乗り越えていると言います。

それは、誕生の瞬間。

人間は、生まれる瞬間に約1.5トンの圧力を受けて生まれるんだそうです。

その時のことを過去最高度の不安として10点満点中の10点としたら、これから起こる不安は必ずそれ以下になるから。

今の不安を数値化して、何点かなって考えると、気持ちに余裕ができるでしょってこと。

これからは焦らずにゆっくり、少しずつでもいいから、どんな問題も乗り越えていけるような気がしました。

今日無事に生きていられるというのは実はとても幸福なこと

大好きな人が死なずに、今日生きていてくれる。それ以上の幸福ってありますか?

生きているって、大好きな人に会えること。会いに行ってその人を感じることができる。これ以上の幸福ってありますか?

キミが大切に思っている人は、同じように、キミが生きていることで幸福を感じているはずです。幸せの本質は、そこにいてくれること、「存在」にこそあります。

明日死ぬかもよ?50ページより

お互いの存在がそれぞれを幸せにする、確かにそうですよね。

僕も嫁さんが先に死んでしまったらどうしようかと考えることがあります。

ということは逆に嫁さんも僕が死んでしまったら幸福ではなくなってしまう、ハズ。

だからこそ後悔しないために、今できること、伝えたいことを伝えようと思いました。

なんのために、この命を使いたい?

特攻隊で亡くなった若者の人数は4400人にものぼります。

いつか死ぬ身であるならば、いま最大の国難に立ち向かうことで、愛する人を守れるのではないかと、彼らは希望を描いたのです。

そんななか、少年飛行兵の教官、藤井一中尉のことが忘れられません。

教え子たちが次々に特攻隊として死んでいく。

しかし、教官の自分は安全な場所にいる。

「日本が大変なときに、オレは教えるだけでほんとうにいいのか」

藤井中尉の自問自答が始まるのです。

自ら特攻志願すれば、妻と子どもとは永遠のサヨナラです。

妻は特攻に行くのは大反対で、夫の志願を来る日も来る日も懸命に思いとどまらせようとしました。

藤井中尉は悩んだ末、「お前たちだけを死なせはしない」

そう、命を投げ出す特攻の道でした。

しかし、面倒を見なければいけない家族が多い将校は、特攻には採用されないのが原則。

志願は却下されました。

それでも藤井中尉の決意は変わらず、嘆願書を再提出するのです。

夫の固い決意を知った妻の福子さん(当時24歳)は、

「私たちがいたのでは後顧(こうこ)の憂(うれ)いになり、思う存分の活躍ができないでしょうから、一足先に逝って待っています」

という遺書を残し、3歳間近の長女・一子ちゃんと、生後4ヵ月の次女・千恵子ちゃんに晴着を着せて、厳寒の荒川に身を投げたのです。

妻子の死を知り、藤井中尉(当時29歳)は、今度は指を切って、血ぞめの嘆願書を提出。

ついに特攻志願が受理されるのです。

戦後、空母で銃撃を担当していたアメリカ兵の方が、次のように証言したそうです。

次々と、アメリカの飛行機を爆撃していく日本の飛行機があった。

「これはまずい」と、そのアメリカ兵は必死の攻防の末、なんとかその飛行機を撃ち落としました。

しかし、飛行機は、墜落する水面すれすれの状態で急旋回して、アメリカの空母目がけて横から攻撃してきたというのです。

「なんという執念」と、そのアメリカ兵の記憶に残っていたのだとか。

その飛行機に乗っていたのは2人組だったそう。

その日、2人組で出撃したものを調べてみると、それは……藤井中尉でした。

明日死ぬかもよ?135~138ページより

自分の命について、ときにどうでもいいと思うことがあるかもしれません。

いや、僕は正直に言ってあります。

でもそんなときは、何のために生きるのかを忘れずにいることで、自分の命を思いやることができる気がしています。

「今日、死ぬ」と思って一日を始めてみよう

「今日死ぬと」と思ったら、過去のことなんてどうでもよくなりますから。

悩んでるときは、「今日が人生最後」って声に出してみよう。

未来の不安なんかバカバカしくなって、「クソくらえ」となりますから(笑)

明日死ぬかもよ?193ページより

僕がこの本に書いてある中で一番好きなフレーズです。

会社に行きたくないときでも、 今日が人生最後なんだから仕方ない、今日くらい行ってやるかとなります。

理不尽な扱いを受けたっていいんです、だって今日が人生最後なんだから(笑)

そうやって一日を割り切って過ごすことで、意外と嫌なことなんて毎日同じようには続かないもんです。

そのうちに嫌なことなんて忘れて、いいことがあった日が来たらラッキーですね。

人生は、いま、ここにしかない

頭でごちゃごちゃ考えていると、いま、この瞬間に流れている「風」を見逃します。

意識をそらさずに、「いま、ここ」にちゃんとたたずむことができる作法が禅の極意です。

「只、今にいる」これがほんとうの「ただいま」です。

未来でもなく、過去でもなく、「ただ、いま」にいる、その境地にたどり着いたときにかけられる言葉が「おかえり」です。

明日死ぬかもよ?194ページより

過ぎ去った過去はどうすることもできません。

これからの未来をよくするためにも、今をしっかりと生きることが大事なんだと思いました。

そうでなきゃ、後で後悔することになるかもしれませんからね。

なにもかも大丈夫だとしたら、ほんとはどうしたい?

冒険とは、世間体で生きるのではなく、他人の目の中で生きることではなく、自分のホントのキモチで生きることです。

それがホンキで生きるということ、自分らしく生きるということです。

何度も何度も、ほんとはどうしたい?と問い続けることで、必ず、あなたのほんとうの気持ちに気が付く日が来ます。

気づいたら、あとはそこに向かって、ひらめいたことをかたっぱしからやっていけばいいだけ。

明日死ぬかもよ? 202~206ページより

なにかするにもそれが本当に自分のしたいことでなければ、結果がついてきません。

だってホンキじゃないから。

親とか周りの期待に応えようとするのもいいけど、それで夢を叶えたって誰の人生なんだろう?

それで本当に後悔しない?

自分を客観的に見られる視線こそ、自分を癒す力になる

心に深い傷(トラウマ)を負った人たちのなかで、乗り越えた人と、乗り越えていない人たちで、トラウマとなった出来事を思い出した際に、記憶になにか違いはあるのか調べました。

例えば、親との関係にトラウマがあった人で、乗り越えた人は回想シーンに、「親」と「自分」が出てきました。乗り越えていない人は「親」しか出てこなかったんです。

自分が登場しないということは、トラウマがまだ現実のままだということです。

現実の視点では、自分は見えないので、自分は登場しないわけですから。

この実験でわかったことは、自分を客観的に見られるこの視線こそ、自分を癒す力になるということです。

明日死ぬかもよ? 218~219ページより

この本の著者は、最後に「自分を客観視する視点」をプレゼントしたかったと言っています。

人生最後の日から見たときに、今、自分が悩んでいる問題はどう映るかを考えると、大した問題じゃなかったとなりませんか?ということです。

確かにそう考えると、どうでもいいことに悩んでいる時間は多そうです。

トラウマを克服できたかどうかは、記憶の中に自分と相手を同時に見ることができていれば、それはもう、昔に終わった記憶だということだと思います。

逆に、相手しか見えていなければ、未だに恐怖の対象として自分の目の前にいることになります。

だからトラウマを克服するために、人生最後の日から客観的に見て、今、自分が悩んでいる問題はどう映りますかってこと。

最後のまとめ

いや~すっきりした!

これが最後の感想です(笑)

今まで色々と悩みすぎてきたなって。

もちろん、一度立ち止まってしっかりと考える必要の問題もあるでしょう。

でも、生まれてきたこと以上の逆境ってないし、今、死ぬことを考えたら出来ないことや、やらない理由ってないんじゃないかな。

むしろ、なぜ今それをやらないの?

どうしてそんなことにいつまでも悩んでいるの?って思うようになりました。

だって死んでからじゃ何もできないから。

この本に出合えて本当に良かったと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

また何か、他にいいものがあれば紹介していきたいと思います。