今回は、お金でほんとうに幸せになれる?を読んだ「感想」をまとめていきます。
お金に関しての正しい知識を子供に教えたい人、大人でもただお金が欲しいと漠然に考えている人。
このように考えている人は、一度読んでみていただきたいオススメの本です。
「こどものための哲学」とありますが、僕たち大人でも本来の「幸せ」とは何かについて、改めて考えさせられる一冊になっています。
お金でほんとうに幸せになれる? は、物事の本質について近づくための考え方を、絵本形式でわかりやすく書いてくれています。
それでは、早速みていきましょう!
お金でほんとうに幸せになれる?の構成
まず、お金でほんとうに幸せになれる?についての構成をまとめました。
●お金でほんとうに幸せになれる?について
- 書名:お金でほんとうに幸せになれる?
- 著者:吉沢良太
- 単行本:64ページ
- 出版月:2020/2/10
- 出版社:エムディエヌコーポレーション
- 定価:本体1760円(税込)
内容は、Q君という男の子とチッチという人形?の2人で、お金を持つことの本質に近づくストーリーになっています。
途中で出てくる黒いページでは、読者に質問をするようになっていて、1分間だけページをめくらずに自分で考えてみようという形式になっています。
お金でほんとうに幸せになれる?の要約まとめ
それでは、お金でほんとうに幸せになれる?の要約をみてみましょう。
●ほんとうに幸せになれるかを考える上で重要なこと
- 自分が信じていることも「ほんとうに?」と、うたがって考えてみること
- 自分にとっての「幸せ」とは何かを考えてみること
それぞれをみていきましょう。
自分が信じていることも「ほんとうに?」と、うたがって考えてみること
●お金があると便利だけど、それだけで幸せになれるとはかぎらない
Q君は、お金があれば毎日ステーキが食べられ、おもちゃも毎日新しいものが買えるといいます。
しかしそれでは胸やけがするし、1つのおもちゃを大切にしなくなってしまうと気付きました。
だから、「ほんとうにそれで幸せ?」と考える必要があるのです。
Qくんはそこに気が付きました。
お金に執着するあまり、逆にまわりの人たちから嫌われ、ついには一人ぼっちになってしまった人を僕はよく知っています。
お金さえあれば幸せになれると決めつけることは、あまりにも短絡的。
価値観は人それぞれですが、身を滅ぼす前によく考えましょう。
自分にとっての「幸せ」とは何かを考えてみること
Q君にとっての「幸せ」とは、苦手だったかけっこの練習をして、一番を取ったときだそうです。
苦労したぶん、「感動」も大きかったので、それがとても「幸せ」に思えたとのこと。
そしてそれは、「お金では買えないもの」だということにも気付くことができました。
物事の本質を見抜くためには、色んな視点から考えてみることが大切です。
そうすれば、新しいことに気が付けるはずです。
知らない間に自分で決めつけていることが、自分自身を苦しめていませんか?
お金でほんとうに幸せになれる?の書評
はじめに思ったのは、絵本形式なので読みやすくて、とても分かりやすいということです。
ただ「幸せ」とは何か?みたいにしてしまうと、飽きるし難しくなりがちですよね。
この著書では、大人も子供も一緒になって「よく考える」ということの大切さを、上手く説いてくれているんだなと感じました。
ただ欲しいものがあるから「お金」がいると考えがちな子供。
世の中「お金」だ!となりがちな大人の方。
こういった人達には、一度立ち止まって「ほんとうに?」と、自問自答されることが「ほんとうの幸せ」へとつながるヒントになるのではないでしょうか?
まとめ:お金でほんとうに幸せになれる?は、より深く考えることの大切さを学べる
お金に目がくらんで・・・
なんてことは、昨今よくニュースなんかでも見る機会が増えているように思います。
無いと確かに困ってしまうものですが、必要以上にあっても「幸せ」とはまた別のことだという考えをもつことで、心にゆとりが生まれるのではないかと思っています。
あなたにとっての「幸せ」とはなんでしたか?
一度、ご家族で話し合ってみるのもいいかと思います。
では、また。