こんにちは、のんぴこです。
みなさんは自分の信じているものがありますか?
僕はたまに神社へお参りに行って、お守りを買ってくるくらいなもんです。
基本的に、自分のことは自分でなんとかしろって思ってます。
でも何かと具合の悪いときなんかは、神様にすがりたくなるよね。
なんと都合のいい人間なんやろ (笑)
とある宗教に母が3億円お布施しましてこのお母さんがぶっ飛んでいてスゴイんです!
3億って!?
まずどこにそんなお金があったんやと思うよね。
金額もすごいけど、読んでみるとこの家族自体にも問題があって、お母さんだけを責められないんだな。
先に言っておくけど、当ブログは信仰の自由を否定するものではありません。
では、さっそく内容を紹介していきます。
とある宗教に母が3億円お布施しまして
ある日突然、様子がおかしくなった母親
このお家の家族構成を説明します。
- 作者(ハル)20歳 ・・・ 定職につかずフラフラし、実家暮らしのフリーター
- 妹(ナツ)14歳 … 人間関係に悩み、中学を不登校
- 兄(アキ)23歳 … 引きこもりのゲーム廃人
- 父親 50歳 … 早期退職をして、家で手持無沙汰
- 母親 … 唯一、明るく穏やかで前向き
- 祖父 80歳 … 外に愛人を作り、派手に遊ぶ人
この家庭環境をみて思うのは、誰もちゃんと自立できてないなってこと。
これでは母親が気を病むのも時間の問題でしょうね。
家庭内カーストとしては、おじいさんがトップの最高権力者です。
更にはこのおじいさんの傍若無人な行いが母親を追い詰めていきます。
そしてある日突然母親が、ご先祖様が怒っているのよ!とか、大切なのは純潔だ!などと言い出します。
家族が急にこんなことを言い出したら、どこかのセミナーかなんかで言われたことを鵜呑みにしている可能性があります。
それから徐々にお金を湯水のように使いはじめ、笑顔が増え始めたそうですが、作者の誕生日祝いにとおじいさんから2000万円を頂戴します。
この時点でもう、裕福なのかもしれないけど色々と理解できませんよね。
20歳の娘の誕生日祝いに2000万円が必要?
嫌な予感しかしません・・・
2000万円の使い道
案の定、母親はツボや、水晶、印鑑を買ってきます。
その内訳は、
- ツボ2つ … 1000万
- 水晶 … 700万
- 印鑑 … 300万
これらすべてのものを、家庭内をよくするためだと言って買ってきました。
しかしこれにはさすがに父親も怒ります。
叱られた母親はツボなどをそっと隠すだけで、売ることも返すこともしません。
それどころか、家族みんなを守るためにやっているのに、おかしなお父さん…
と、つぶやきます。
この母親は悪気は全くないんです。
とにかく家族を良くするために必死なんです。
お供え物
だんだん以前のように笑わなくなって、相変わらず謎のものに大金を使う母親。
今度は作者の妹に向かって、
あんたの部屋には水子の霊がいるから、今すぐ出ていきなさい!!
と、いってリビングで生活するように言います。
更に、その子(水子の霊)にお供え物をするから、スーパーに行ってボーロとお花を買ってきなさいと…
もうほんとにこの母親は狂っています。
しかし本人は真剣そのもの。
水子の霊を鎮めるため、祭壇と化した妹の部屋。
まだまだ奇行は続きます。
2泊3日の韓国旅行
突然の旅行計画に疑問をもった作者は、ネット検索で調べているうちに、とある宗教団体の旅行計画と一致するものを見つけます。
疑問は確信へ。
母親が旅行へ行っている間、作者の家庭ではある問題がおこります。
父親が家の中のことを全く何もできないできないだけではなく、やれないことを当然とし、ただ威張っているだけ。
おじいさんだけじゃなく、父親までもがこんなヤツだったとはと、ようやく母親の苦労に気付き始めた作者。
父親に、お母さんが宗教にハマっていることと、普段からお母さんに頼りすぎなんじゃないかと言いますが、聞く耳をもちません。
典型的なダメおやじですが、気になって通帳を確認してようやく事の重大さに気が付きます。
それもそのはず、通帳からは毎日のように200万円ものお金が引き出されていました。
ご機嫌さんで旅行から帰ってきた母親の手には、大量のお水のお土産。
とあるパワースポットのお水で、使うことにより体の内側から清くなれるそうです。
呆れた父親は、ここで初めて「おかあさん、宗教やっているのか?」と聞きました。
しかし宗教のことを聞かれた母親は、置物のように動かなくなり、家族の追及を断念させます。
黒い服の女
ついに家にまでやってきては、おじいさんに宝石を買わせる宗教団体の人。
その金額5000万円。
怒った作者はおじいさんに騙されていることを告げると、すぐさま母親を呼びつけ問いただします。
もう今すぐに宗教を辞めるように言われた母親は、
どうなっても知らないから…
と、つぶやきます。
ぶ、不気味…
呪い
神様の怒りをかったかのように、おじいさんは血を吐き倒れ、父親は肺炎になり、2人とも入院しました。
偶然にしては恐ろしい…
ほら言わんこっちゃないと母親は調子づきます。
宗教を貴方たちが馬鹿にしたから天罰が下ったのよ 吐血?入院?ざまあみろ!! ああ、そうだわ もっともっと高価なものを買わなくちゃ!!!! 私は家族のためにやってんだよ!! 私がどれだけ頑張っているか!! あんたたち何もわかってない!!!!狂い咲く母親の前になすすべのない作者と妹は、ただただ泣きながら、いい加減に目を覚まして、元のお母さんに戻ってよと懇願します。
お父さんも、おじいちゃんも死んでしまうかもしれない。
このままでは家族がバラバラになってしまう!
家族のためじゃない、家族は宗教で苦しんでいるんだよ!
お母さん!!気付いて!!!!!
これを言われた母親が今度は卒倒します。
ほんとどうなるのかなこの家族…
家族会議の結果
おじいさんは入院したまま、父親と母親は退院してきました。
ついに宗教に対して、家族会議で決着をつけようとします。
合計3億ものお金をつぎ込んだ母親に、宗教をやめるように言いますが、またしても置物のように動きません。
これにキレた父親はツボを壊し始めます。
やめておとうさん!
私はただ家族みんなを幸せにしてあげたかっただけなのよーー!!
と、泣いて止める母親。
うちの家族はみんなバラバラで、自分勝手でみんな不幸だから、お母さんがみんなの代わりにお祈りをして、運気の上がる品物をたくさん持ってきた、というのが母親の主張です。
もうここまでくると、ここの家族全員が狂っているように見えます。
結局、全く何も解決しないまま家族会議は終わったそうです。
後日談
自分達のことしか考えていなかった作者たちですが、少しづつ母親を気にかけるようになったそうです。
特にお金に関しては、父親が管理をするようになったおかげで、母親が自由に使えるお金がなくなったとのこと。
その結果、宗教との縁も遠のいていったそうです。
まさにお金の切れ目が、縁の切れ目。
それでも、母親の口から宗教を「はい、やめました」の一言が聞けてないそう。
この辺に再発の可能性が秘めている気もしますが、作者はこう反省しています。
私たち家族に足りなかったのは、宗教とじゃなく、お母さん自身と向き合うこと。
お母さんの真意を理解してあげる努力をすることだったのかもしれないと。
まとめ
いや、恐ろしい。
恐ろしかった…
家族を何とかしたいのはわかるけどね。
結局、何とかしたくても本人次第だからっていうことが僕の考え方。
何かにすがる「依存」から脱却して「自立」しないことには前に進まないんじゃないのかな。
この家族の場合は、母親に依存。
母親は宗教に依存しているように思います。
宗教が悪いとかいう話ではなく、心の隙につけこむ悪を追い払うだけの精神力も必要な気がします。
それを行うためには、やっぱり自立していないと無理だと思う。
このブログを通じて、少しでも何かの役に立てたなら幸いです。
では、また。